障害のある方の豊かな表現活動と、アートを通じたユニバーサル社会の実現の場
アートシップとは、障害のある方の豊かな表現活動と、アートを通じたユニバーサル社会の実現の場です。作品から溢れる多様な個性、それを創り出す作者の思い、見て動かされる心、そこに障害の有無は存在しません。作品と通して感性と感情を共有し、互いを認め合い、多様な視点が芽生えることを願っています。
活動リーダー挨拶
2015年だっただろうか、事業所がお世話になっている訪問看護事業所の看護師さんから「アートシップってご存じですか」とチラシを渡され、職員、事業所メンバーと一緒に観に行ったのが最初のアートシップとの出会いでした。
素晴らしい文化芸術理念ともいうべき上記に記載されたARTSHIPの理念に感銘を覚え、いつか力になりたいと思っていたところ、2019年から135Eネットの理事がアートシップを担当することになり、四方理事長から「アートシップを担当してくれないか」との声をかけられ、快く承諾したのでした。
ARTSHIP明石2019は、これまで実施してきた「作品の選考」は止め、展示希望作品はすべて展示するといった試みで、再スタートしました。私が初めてということもあり、不安だろうと思ってか、実行委員会のメンバーが、作品の展示の振り分け、会場設営等に積極的に動きを作り準備を進めてくれたこともあり、あっという間に5日間が過ぎていきました。
翌年のARTSHIP明石2020は、コロナ禍のなかで、コロナウイルス感染防止対策をとりながら、無事開催に繋げることができ、160点の出展、5日間を通して829名の来場者がありました。
作品に目を向けると個人の作品もあれば、職員も含め各事業所で取り組んだ大作もある。
一人ひとりが主人公で、施設職員は、利用者の力を引き出すことに力を注ぎました。職員にとっては、利用者の持っているストレングスの発見でもあったように思います。
今後も夢のある、希望の持てる作品に出会えると信じています。
自分、仲間、愛する人が大切にされるユニバーサル社会へ向かって一緒に進んでいきましょう。
リーダー 一般社団法人ななかまど
柿本 助宝